ゼミナール

「用と美」ゼミナール

大熊千賀さんの「収納講座」 ③

自分を素敵に輝かせるクローゼット

2016年2月26日更新

前回は、「家族の健康と笑顔をつくるキッチン」の笑顔収納をお伝えしました。
きっと必要なものだけに絞り込まれ、
使いやすいキッチンでお料理を楽しんでいらっしゃることでしょう。
今回は、洋服選びが楽しく、日々のモチベーションがアップする
クローゼットの「笑顔収納」をお伝えします。

お気に入りの服だけの"マイブティック"

毎朝何を着ていこうかと悩みませんか?
出かけようと思ったときに着たい服が見つからない。
着ようと思ったらシワになっている。
慌てて別の服を着たら前回その人に会ったときと同じ服だった。
服を選んでいて遅刻する。
そんな経験はありませんか?

プロフィールにもあるように、私はもともと片づけが苦手でした。
ですから、上記の悩みは私が体験したことです。
そんなストレスいっぱいのクローゼットを持っていた私が、クローゼットを整えると、これまでのストレスが吹っ飛んだのです。

私のクローゼットはとにかく探し物が多いクローゼットでした。
いつか着るかもしれない、高かったからもったいない、やせたら着よう、
ただただ「もったいない!」という思いで残したいものがクローゼットに全て入っていたからです。
私がやったことは簡単です。今着たい服だけをクローゼットに戻したのです。
あとの「もったいない」服たちは「捨てる」のではなく、「別に分ける」と考えることにしました。

クローゼットには、今着たいお気に入りの服だけがあるので、どれを選んでも満足なのです。
大量にある服の中で気に入っている服はそれほどないのですよね。
クローゼットはガラガラになるわけです(笑)
私の場合、「お気に入り以外の服を処分する」ことにしていたら、きっとここまで快適なクローゼットにならなかったと思います。
処分すると思っただけで「もったいない!」が出てくるからです。

実は、もったいない服たちの中から「きっといつか着るぞ!」「高くて処分を思いきれない!」という服たちを保管しておくボックスを用意しました。
これがあれば安心です! 着たいと思った時にすぐ手にすることができます。
でも、着るとやっぱり似合わないのです。そのときにはきっぱりお別れすることができます。
私の秘密の保管ボックスはちょっと大きめ(笑)なんですよ。

こうすることで、洋服に触れるとハンガーの音がカランカランと鳴るような、ブティックのようなクローゼットに生まれ変わりました。私はクローゼットを開けるたびに嬉しくなります
このブティックを乱したくないので、服を買うときにはかなり吟味します。
「あのクローゼットに1枚増やすのにふさわしいか」という目線で選びます。

私は今、好きで、使うのが嬉しくて、美しさも保つことができるクローゼットの「笑顔収納」を楽しんでいます。
あなたも、自分好みのクローゼットで、"マイブティック"のオーナーになってみませんか。

クローゼットのイメージづくりからスタート

さあ、クローゼットの「笑顔収納」の最初の手順です!
まずはクローゼットをどのようにしたいか「理想のイメージ」を考えてみましょう
クローゼットの「笑顔収納」は片づけるためにするのではありません。
自分が素敵に輝くために整理、収納をしていくことを忘れないでください。

あなたがよく着るのはどんな服でしょう。仕事着?子供との公園着?遊び着?
あなたのモチベーションが上がるのはどんな色のどんな服でしょう?
あなたが素敵に見えるのはどんなコーディネートですか?
それをさっと選ぶために、どの服がどんな風に収納されていることをイメージされますか?

今度は目線を変えましょう。服の流れはどのようになっていますか?
脱いだ部屋着はどうしていますか?
脱いだ外出着は洗濯ですか?クリーニングですか?
洗濯した服をたたむ時間はたっぷりありますか?面倒ですか?
この流れがうまくいっていないと、あっという間に乱れたクローゼットになってしまいます。

また、クローゼットの中だけでなく周りの空間はいかがでしょう?

クローゼットの理想のイメージを考えるときは、ライフスタイルに合わせ、自分らしさを加えてください
着た服、着る服の流れをスムーズにし、その服が見やすく、コーディネートしやすく、着替える空間が心地よい。そして、そこででき上がるあなたが素敵に輝くようにイメージができたら、それに向かって進みます。

衣類の適正量を考えましょう

クローゼットを使いやすくするには服を取り出しやすく仕舞いやすくする必要があります。
自分のクローゼットやタンスには何がどのくらいが入るか把握しましょう。
例えば90センチのハンガーポールに男性モノのスーツを取り出しやすくゆったりかけると約9着かけられます。肩がふれるくらいにぴったり入れると13枚かけることができます。(注:肩幅に合ったハンガーを使用した場合)
あなたは「ゆったり派」「ぴったり派」どちらにするかを決めて、適正量を把握しましょう。
かかるだけかける、「ぎっしり派」になると着たいと思ったときにシワになっていることがあるので注意しましょう。
クローゼットの使いやすさは全体が見渡せ、管理ができる量が決め手となります。

手放すことができない服は手放さない!

適正量に合わせて服を選ぶコツは"今"似合う服だけを選ぶことです。
高かった服、昔よく着ていた服、やせたら着る服、まずはこれを取り除きます。
これを取り除いただけでクローゼットはスッキリかもしれません。
この着ない服を全部捨てることができたら、とっくに片づいています。それができなくて悩むのです。
でも、「笑顔収納」では取っておいても"OK"としています。
少しの間取っておいて、ほんとに着ないことに納得してから手放せばいいと考えています。

着ない服には印をつけます。マスキングテープを服のタグやハンガーのフック部分に貼るといいでしょう。
それがついている間は着ていない証拠。よく着る服とは分けてケースにまとめて収納しておきましょう。
ただし、あれもこれも取っておくとスペースが必要で今までと変わりません。
考えて、どうしてもというものだけをOKとします。その枚数、期間はあなたが決めます。
2シーズンも着なければ気持ちよく手放すことができますね。
決めた期間までに着なければ潔くリサイクルに出しましょう。そうです、ここでも捨てる必要はありません!

今、私はさらに進化した理想のクローゼットをつくってみたいと思っています。
例えば、何を着ようかと考えるときに、クローゼット前にあるソファーに座って、雑誌を見ながらその日の着こなしを考える――いつかはそんな素敵なマイブティックを持ちたいと日々イメージしていいます。

あなたも、お気に入りのクローゼット=マイブティックで、自分らしいコーディネートを楽しみ、笑顔あふれる毎日を送りましょう♪

Column

"笑顔収納"はら助手がやってみました!

私もマイブティックを手に入れよう!とクローゼットに立ち向かいました。
すると、出てくる出てくる……。
「これはどう考えても着られないな」というモノ(デザインもサイズも)は大量にありましたが、
「忘れてた~こんな服持っていたんだ。着回しにいい!」
「昔買った、老けて見えて失敗した服、今、着るとシックでなじむ!」
「これはあのとき着てたよね」というメモリアルな1着。
なども次々と見つけ、ラッキーと笑顔になったり思わず口元がゆるんだり。
まだまだブティックのようにはなりませんが、片づけながらも「笑顔収納」実践中です。

大熊千賀 Chika Ohkuma

「快適な部屋で暮らしたくてもすぐに散らかる」「探し物が絶えない」という矛盾を解明するために、整理・収納の理論を学ぶ。その結果、トンネルから抜け出したように生活が一変し、快適な暮らしに。自身が体験した素晴らしさを伝えるために「暮らしStyle」を立ち上げ、整理収納のプロとして活動を始める。
片づけ苦手目線、三児の子育て経験、顧客宅での豊富な整理収納経験に裏打ちされた収納サービスやセミナーが好評。
一般社団法人ハウスキーピング協会 整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1・2級認定講師、整理収納アドバイザー1級、一般社団法人十人十色の部屋づくり推進会 ルームスタイリスト・プロ

●オフィシャルウェブサイト「暮らしstyle」http://www.kurashi-style.net/

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