ゼミナール

「用と美」ゼミナール

大熊千賀さんの「収納講座」 ②

あなたにとって、キッチンとは?

2015年11月30日更新

前回のコラムでは、片づけをしていく初めの一歩として、
「あなたにとっての心地よい暮らし」を考えましょうとお伝えしました。
大事なのは「あなたにとって」です。雑誌の家やモデルハウスのように住むよりも
あなたや家族に合ったスタイルをつくることで、笑顔のある暮らしが生まれます。
さて、今回は家族の健康と笑顔をつくるキッチンの笑顔収納をお伝えします。
キッチンはコックピットのような場所。
家族の健康に大きく関わり、美味しく食べるという笑顔をつくり、
やる気、気力を生み出します。
キッチンは家族の生きる力をつくる場所だと私は考えています。

キッチンのイメージづくりが”笑顔収納”につながります

さあ、まずはどのようなキッチンにしたいか「理想のイメージ」を考えてみましょう!
あなたはきれいになったキッチンでどんなことをしたいですか?

もちろんお料理!ですよね。でも、どんなお料理の仕方をしたいかを考えてください。
子育て中で忙しいママは、簡単で美味しいお料理ができるキッチン
お料理好きなママは、手の込んだお料理をじっくりつくれるキッチン
家族や友人たちとみんなでにぎやかにお料理できるキッチン

それぞれのキッチンではモノの整理の仕方、収納の仕方が変わってきます。
「理想のイメージ」に必要なモノを必要な数だけ選んでみましょう。

使わないモノの活用法を考えましょう

まずはキッチンにあって、
”使えていないモノ”があるでしょうか。

収納の扉を開けて見てみましょう。

・いただきものの食器
・来客用に使うお気に入りの食器
・便利グッズ

そんなモノはありませんか?
これらは、使えていないモノ「トップ3」です。

引き出物、お土産、実家からいただいたモノが
収納スペースを陣取っているのをよく拝見します。
食器は箱から出してしまうとリサイクルはほとんどできず、ゴミになることが多いのです。
せっかくいただいたモノをゴミにするにはもらった方にもモノにも申し訳ないですね。
いま使わないモノは箱のままリサイクルに出すのはいかがでしょう。
喜んで使ってくださる方がいて、モノが活きていきます。

大切な「友人が来たときに」「お客様をお招きしたときに」使いたいと、
大事にとっている食器もありますよね。
つまり、それは自分が好きなモノです。愛用してみませんか。
毎日、食事をするのが楽しくなります。
目につく場所にあれば、見ているだけでも
うきうき笑顔になるはず! キッチンにいることが幸せになります。

キッチンには「目的があるモノ」だけ置きましょう

最近はひとつのことを解決するための解決グッズが多いようです。
キウイを剥く刃物、温泉卵をつくるモノ、ごぼうの皮むき手袋など、それだけのためのモノです。
もちろん、温泉卵が大好きな方にとって、それほどに便利な
モノは他にないでしょう。
キウイ大好きで剥きやすいなら、いいモノを見つけましたね!
ただ、それがあるのにキウイは包丁で剥くことが多い。
温泉卵も買ったときにつくったまま使っていない。
もし使っていないのなら…
それは本当に必要なモノか見直してみましょう。

どんな広いキッチンにも収納スペースには限りがあります。
「使いやすそう」と安易な気持ちで買ってしまうと
あっという間にモノが収納スペースにいっぱいになり、
たちまち使いにくい場所になります。
そうならないためには、代用できるモノはないかなとちょっと考えてみてください。

オムライスが好きなのにつくれないという友人がいました。
「簡単よ!」と教えてあげようと思ったら、
オムライスの型が欲しいのだけど見つけられなくて型がないからつくれないと。
思わず、「旦那様のご飯茶碗がちょうどいい大きさよ!」と教えてあげました。
丸くてかわいいオムライスができ上がりました!
もちろん、彼女はその後、オムライスの型を買うことはありませんでした。
そんな風にひとまず「代用できるモノ」を考えてみましょう。
自分が持っているモノに、持っている目的があればいいのです。

キッチン笑顔収納はイラスト化が近道

「理想のイメージ」を決めたら、次は簡単にキッチン収納の”絵”を描いてみましょう!
キッチンの絵を描いて、どこに何を入れるかを書いていきます。
そうしておくことで、モノの整理が終わった後、迷わずスムーズに収納していくことができます。

キッチンは毎日何度も立つ場所だからこそ、自分や家族もモノの管理ができていて
出しやすく、しまいやすい、効率よくお料理ができる場
にしたいものです。
家族のコミュニケーションの場につながるようなキッチン収納を楽しんでください。

大熊千賀 Chika Ohkuma

「快適な部屋で暮らしたくてもすぐに散らかる」「探し物が絶えない」という矛盾を解明するために、整理・収納の理論を学ぶ。その結果、トンネルから抜け出したように生活が一変し、快適な暮らしに。自身が体験した素晴らしさを伝えるために「暮らしStyle」を立ち上げ、整理収納のプロとして活動を始める。
片づけ苦手目線、三児の子育て経験、顧客宅での豊富な整理収納経験に裏打ちされた収納サービスやセミナーが好評。
一般社団法人ハウスキーピング協会 整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1・2級認定講師、整理収納アドバイザー1級、一般社団法人十人十色の部屋づくり推進会 ルームスタイリスト・プロ

●オフィシャルウェブサイト「暮らしstyle」http://www.kurashi-style.net/

開校記念
特別講座住むことは、生きること。探検家 関野 吉晴氏

ようこそ、マリモリビングオープンキャンパスへ学長メッセージ 開校のごあいさつ