ゼミナール

「用と美」ゼミナール

大熊千賀さんの「収納講座」 ①

収納は暮らしのイメージづくりから

2015年8月31日更新

多くの人の悩みの種である収納。
でも、工夫したり、考え方を変えたりすることで、
生活しやすい住空間が生まれ、
気持ちも豊かになります。
毎日を心地よく暮らすための”笑顔収納”を提案・実践する
整理収納のプロ、大熊千賀さんの講座を4回シリーズでお届けします。

”笑顔収納”で暮らしにゆとりを

自分が幸せで笑顔なら、家族も笑顔になります。
そして、周りの人も笑顔になっていくものです。
いつも頭から離れない「片付けなきゃ」という思いを手放し、
笑顔でいられるようになる収納。それが、私が提案する”笑顔収納”です

”笑顔収納”によって4つのゆとりが得られます。

「探し物や片付けに追われることのない」
時間のゆとり
「すっきりとした部屋になる」
空間のゆとり
「無駄なものを買わなくなる」
お金のゆとり
「ゆったりとした毎日を過ごすことで生まれる」
心のゆとり。

それが、私たちを「心地よい暮らし」に導いてくれます。

「片付かない」には理由があります

家を片付けたいと思う理由は、
すっきりしたい、探し物をなくしたい、モノが散乱しているのがストレス、
家族が片付けてくれない……といったところでしょうか。

そして片付けには何度もチャレンジされていることでしょう。
でも、やり始めてみたものの最後まで終わらない、
その時だけ整頓できてもすぐにぐちゃぐちゃ……なんてことを繰り返す。

「片付けたいけど片付かない」には理由があるのです。
片付けは仕組みづくりです。でも、その仕組みをつくる方法を、
ほとんどの方が学んだことがないのです。だから片付かないのは当たり前。
その仕組みをつくる方法を知って、
あなたの暮らし方やあなたの持っているモノに置き換えて「自分流」にアレンジすることが大切です。
雑誌などを見て、素敵な収納を真似ても上手くいきませんよね。
雑誌に載っている方と持っているモノや暮らし方が違うのですから。
片付けの仕組みづくりについては、次回以降の講座でも触れていきます。

さらに、片付けのため、収納するためにだけ手を動かしていては、
いつまでたっても嫌な作業になってしまい、
「片付いていない」というリバウンドを繰り返すことになります。
片付けることが目的になっているから片付かないのです。

「心地よい暮らし」をイメージしましょう

家を片付けたいと思った時には「心地よい暮らし」を求めているはずです。
あなたや家族の「心地よい暮らし」とは何でしょう?

まずはリビングでの「心地よい暮らし」を考えてみましょう。例えば、
「家族がリビングに集まり、一緒にTVを見たり、おしゃべりをしたり、
週末には友人とホームパーティができるような、ワイワイ楽しく過ごせるリビング」
「私は趣味のアクセサリーをつくり、子どもは勉強、夫は大好きな読書。
行動はそれぞれ別だけど、安心して同じ空間にゆったりいられるリビング」

このように、あなた自身の理想のイメージをしっかりと持って、それに合わせてモノを選別し、
仕組みづくりをしていきます。
理想のイメージに向かって始める片付けと、
「散らかっているから」と思いながら片付けることは
大きな違いがあることをご理解いただけるでしょう。

さらに、あなただけの心地よさだけでなく、家族にとっての心地よさや使いやすさを考えます。
例えば、家族がどうしても置きっぱなしにしてしまうなら、
その置いてしまうところに収納場所をつくってあげるのです。
こうした”思いやり収納”をすることで、家族は家にいることが心地よく、
モノが使いやすいので自然に元の場所に戻すことができます。
また、散らかりにくくもなります。

そんな住まいであれば、自分も家族も自然に笑顔になるはずです。
そして、心地よい家に癒されたくて帰ってくるでしょう。

さあ、あなたの「心地よい暮らし」の「理想のイメージ」を広げてみましょう。
そして、いつまでに「あなたの心地よい暮らし」を手に入れるかを決めましょう。
具体的に決めることで、思った以上に早く「幸せ効果」がやってきますよ!

Column

”笑顔収納”はら助手がやってみました!

自分好みのインテリアの中で、いつも笑顔で家族を迎え入れる――
これが、私がイメージするリビングの「心地良い暮らし」です。
でも、娘と息子は、出したモノは片付けない、
学校から帰宅すれば、リビングに足を踏み入れると同時に床にカバンを放り出し、
私も小言ばかりを言う毎日。

そこで、リビングの入口に、「カバン置き用BOX」を設けてみました。
すると、あら不思議、そこにきちんと入れるんですね。
これが”思いやり収納”なのか、と妙に納得してしまいました。

大熊千賀 Chika Ohkuma

「快適な部屋で暮らしたくてもすぐに散らかる」「探し物が絶えない」という矛盾を解明するために、整理・収納の理論を学ぶ。その結果、トンネルから抜け出したように生活が一変し、快適な暮らしに。自身が体験した素晴らしさを伝えるために「暮らしStyle」を立ち上げ、整理収納のプロとして活動を始める。
片づけ苦手目線、三児の子育て経験、顧客宅での豊富な整理収納経験に裏打ちされた収納サービスやセミナーが好評。
一般社団法人ハウスキーピング協会 整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1・2級認定講師、整理収納アドバイザー1級、一般社団法人十人十色の部屋づくり推進会 ルームスタイリスト・プロ

●オフィシャルウェブサイト「暮らしstyle」http://www.kurashi-style.net/

ようこそ、マリモリビングオープンキャンパスへ学長メッセージ 開校のごあいさつ