ゼミナール

「こう住む、ああ住む」ゼミナール

第6回〈本編〉 東向き派 vs 西向き派

朝日か、夕日か。 心地よい方角は
その人のライフスタイルを反映する!?

2016年12月1日更新

人々の住まいや暮らしへの哲学に迫る
「こう住む、ああ住む」ゼミナール。
今回は、初のグループ対決です!
「部屋を選ぶなら、東向き?西向き?」
ここ数日間、会う人会う人にこの質問をぶつけてみました。
そこで得られたコメントをもとに、代表1名ずつと対決トーク。
西向き派には、「五感ゼミナール」でおなじみの
なかむら助手が登場です。
対する東向き派の代表には、ミステリアスな老紳士…?
それでは、はじめていきましょう!

〈 東向き派代表 〉
文筆業 Tさん

素性が謎に包まれた、ミステリアス紳士。穏やかに暮らしているように見え、実は早朝から夜まで現役でバリバリ働くベテランライター。星と月をこよなく愛する、根っからの天体好き。

〈 西向き派代表 〉
マリモWEB大学助手
なかむらさん

「五感インテリア」ゼミナールで多肉栽培などに挑戦中のなかむら助手。なんとエジプトにも滞在経験がある、ボヘミアンな引っ越し魔。食住分離を考え、(不本意ながらも)夜型を改善中!

東の朝日は元気の源 ! あるいは…?

アンケートをする前からなんとなく予想はついていましたが、実際に複数名に聞いてみてまず確信したこと。それは、東向き=朝型、西向き=夜型のライフスタイル!たしかに早起きしないと朝日を拝めないな…とは思っていましたが、東向きが好きという方に聞くと、ほとんどの方が「朝日が入るから!」と答えます。やはりTさんも朝型ですか?

朝は明け方前には起きて、8時には原稿を1本書き終えているくらい朝型です。でも実は、朝がずっと苦手で。仕事の出張などで早起きが必要な日の前夜は、「明日の飛行機に乗り遅れたら…」と不安ばかりでしたよ。これではいけない!と、朝型トレーニングをした結果あっての今です。年齢的なものもあるかもしれませんね、若い頃よりは起きやすくなりました(笑)。 あともうひとつ、こんなに早朝に起きる理由があるのですが、それは後ほど・・・

あ、明け方前!? もうひとつの理由が気になるところですが、やはり1日を始めるにあたって朝日は重要でしょうか?

朝日そのものというわけではありませんが、朝の光がキッチンに入り、壁に映る光がなんとも言えない紫がかった色から刻々と変化していく…それを眺める時間は至福の時です。朝日に応援してもらっているような、朝日が背中を押してくれているような気分になります。

朝日に応援してもらう」なんて、素敵ですねぇ・・・。どうですか、西派のなかむらさん。憧れますよね~…って、あれ?

…私は…朝日は悲しくなります…夜が終わってしまうような気がして…。
あの、アラビア語では夜がメインの考え方をするのですが、夜が明けることを「闇が破られる」みたいな表現をすることがあるんです。私にとって朝日はまさにその感じ。初めて一人暮らしをしたときは東向きの部屋に住みましたけど、当時はOLをしていたので朝日を浴びると言ってもたかだか30分程度ですし、夜に帰ってくると部屋は寒いし、あまりいいことがなくて。当時の失敗を引きずっているんです。

い、いきなり暗いですけど大丈夫ですか、なかむらさん!! 朝日が悲しいのは、夜型の私としては共感できる部分もありますが、あまり一般的な意見ではないかもしれませんね(笑)。でもアンケートの中には、逆に「西日は悲しくなる・眠くなる」、という意見がありました。なかむらさんにとっての西日は元気の素でしょうか?

西日は悲しくないです! 寂しくなるのはなんとなく分かりますが、それは好きな寂しさですね、味わっていたいような。それに私は完全に夜型なので、眠くなるよりもむしろ起き出すくらい。私は仕事の机もベッドもすべて西向きに置いていますね。朝日も素敵かと思いますが、同じくらい夕日もいいんですよ。ゆっくりと闇に包まれていく感じが・・・。まあ、朝型の人のほうが出世するとは言われていますが(笑)。

西向きの部屋は、非日常 ! でも現実的な問題も…?

アンケートの中でも、なかむらさんのような"夕日大好きさん"がいて、「夕日を眺めながらワインを飲むハッピーアワーが最高だから」と話していました。「すまい相談室」でおなじみの近藤典子さんも、引退したら西向きの部屋が良いそうですよ!夕日を眺めながら読書をして、日没とともにパタン…と本を閉じる。そんな暮らしが憧れだとか。

そう言われると、私はまだ西日をゆっくり味わったことがないのかもしれません。前にある方にお会いした時、夕方で部屋も暗くなってきているのに全然電気をつけないんです。もう手元の字すら見えない…となったとき、「ああ、ごめんなさい。この時間が好きなので電気をつけないんです」と! 私にとって夕方は、1日を収束させる慌ただしい時間。だから感動しましたね、こんなにゆとりのある夕方の過ごし方があるのかって。ホテルやレストランも西向きにガーデンテラスなどを設けているところが多いですし、非日常感を味わえる感じがします。

夕日を眺める贅沢…いやあ、本当にわかります。私も移動中にきれいな夕日が見えると思わず足を止めて、ぼんやり夕日に照らされた街を眺めたりします。暗くなり始めたからってすぐに電気をつけるのも苦手。もしかして夕日って、昼間の慌ただしさをゆっくり落ち着かせていく役割を持っているのかも…

でも!やっぱり西日って、どうも「困った光」という印象がありますね。大切な植物はすぐダメになってしまうし、家具や畳はすぐに焼けてしまう。私の知り合いは、本などの日焼けを避けるために北向きの部屋に住んでますよ。マンションなら湿気も高くないですし、一年中気温も安定的だとか。それに比べると、西向きは日も当たるし暑そうだし・・・。

むむむ、それは確かにそうです。私、蔵書は多いしぬいぐるみコレクションもあるし、ベランダには植物も。持ち物だけ見ると西向きには向いていないので、日の角度によって配置を変えるなど工夫しています。温度は本当に違いますね。今の部屋を選ぶとき、実は同じ公団で西向き/東向きの部屋を両方見たのですが、3度くらいは違ったと思います。でも、日差しも温度も、カーテンひとつで意外となんとかなりますよ! それに寒い部屋を暖めるより、暑い部屋を涼しくするほうが簡単じゃないですか?

なるほど、もしかすると東向き・西向きには、暑がり・寒がりも関係しているかもしれませんね。私はとても寒がりで、逆に夏の暑さはまだ耐えられるので、ひんやりした東向きの部屋よりも暖かい西向きが心地よく感じます。

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