ゼミナール

「五感インテリア」ゼミナール

タニク観察日誌 ③

~育つ、増える、楽しむ~

2016年1月29日更新

タニクが、すくすく。

多肉植物は、すくすく育ちます。

枯れたかな・・・と思ってもひょんな所から新芽が出たり。
失敗したかな・・・と思っても意外とずぶとく育ったり。
なにかと予想を裏切ってくれる、小さなタニクの世界。
可愛がりながら、適度に放っておく
このバランスが大切みたいです。(子育ても同じかも?)
後半では、新春特別企画として苔玉づくりに挑戦!

1 葉挿しでどんどん増やす

多肉植物は葉挿しで増やすことができます。お手入れ中にボロッと落ちてしまった葉や、直射日光に当てすぎて「葉焼け」を起こしてしまった葉は捨てないで、乾いた土や軽石の上に置いておくと、根が生えて新芽が出てきます。とくに増やしたい種は、まだ生えている葉っぱの付け根のあたりからそっと取ってもOK。新芽が出てくるのに、数週間から2~3か月かかることもありますが、あきらめないで辛抱強く放っておけば、かわいい芽が出てきます。

葉焼けで変色したり、湿気で枯れたりした場合は、生き残った葉っぱを救出して、乾いた土(左)や軽石(右)の上でしばらく放置。

時間がたつにつれて、新芽が伸びて、元の葉っぱが枯れてくる(左→右)。一番右の状態になったら、根の部分を土に植えて、水を与える。ここまでに3か月かかった。

葉焼けして黒ずんだ葉っぱからも、新鮮なかわいい芽が出てきた。あきらめて途中で捨てなくて良かった。

2 挿し木でどんどん増やす

木立性で小さな葉っぱの多肉植物は、茎がどんどん伸びることがあります。そのままにして奔放な姿を楽しんでもいいけれど、全体を小さくまとめたい時は、不揃いに伸びた茎をカットして、発根させて増やすことができます。切り取った茎は、瓶に挿したり、軽石に挿したりして、まっすぐ根が伸びるようにします。根が出てきたら、土に植えて水を与えます。

伸びすぎた部分を思い切ってハサミでカット。切られた方は、今までどおり水を与える。

切られた茎の切り口の両側から、新しい茎が2本、出てきた。

切った方の茎は、下葉を落として、瓶か軽石に挿して発根を待つ。根が生えたら土に植えて水を与える。

3 思わぬ所から新芽がすくすく

以前、何も調べずに植物を育てていた時、葉っぱがポロポロ落ちたりすると「ああ、また枯らしちゃった」と思って泣く泣く処分していたのですが、多肉植物は、下の方から葉が落ちても、別のところから枝分かれしたり、新芽が出てきたりして、たくましく生きています。しなびた葉っぱはピンセットでつまんで取り除き、新しい葉っぱの生長を見守ります。

つけ根の方から新芽が出たり、途中から枝分かれしたり。タニクのたくましい生命力を見ていると、「あきらめずに放っておく」ことが肝心だと思わされる。

新春特別企画

タニクで苔玉をつくる

苔玉は、草木を土と苔でくるんでつくるミニチュアの庭園。
手の平サイズのころんとした姿が愛おしく、身近で自然を感じることができます。
タニクでも苔玉をつくることができます。写真はクラッスラという種類の「紅稚児」。野草のようなたたずまいで、茎が長く伸びるので、まるで風に吹かれているような奔放な姿が楽しめます。
ただし、苔は湿気が、タニクは乾燥が好きなので、両立させるにはちょっとした工夫が必要です。

苔玉のつくり方
 

苔玉の材料は、苔(ハイゴケ)と土(ケト土やピートモスなど)。園芸店でも入手できますが、量が多いので、1個用の「苔玉セット」などを利用すると便利。

 

こねた土で器をつくって、お好きなタニクを包み込みます。この時、タニクを乾燥した環境に置くために、根に直接触れる部分には、排水性の高い多肉植物専用の土を使うのがポイント!

 

シート状になったハイゴケを裏返して(緑の部分を下に)ビニールの上に広げて、その上にを置きます。

 

ビニールごとぎゅっと包み、土と苔を密着させます。

 

苔がバラバラにならないように、テグスか糸で玉を縦・横・ななめにぐるぐる巻きあげます。糸の最後は土の中に押し込んで。はみだした苔を剪定して、形を整えたらできあがり。

Column

タニクでインテリアを演出

アルミカップにミニ寄せ植えして、本棚にちょこん。
ただし、本は直射日光が苦手で、タニクは日光が必要なので、昼間はしっかり日に当てて、夜のくつろぎタイムやお客様が来る時だけ、好きな場所に置いて楽しんで。

陶器のマグカップやグラタン皿など、もう使わなくなった食器もタニクの鉢に早変わり。
鉢底穴がなくても育つので(ある方がベターだけど)、お好きなコースターや布などを敷くことができます。

ようこそ、マリモリビングオープンキャンパスへ学長メッセージ 開校のごあいさつ