ゼミナール

「五感インテリア」ゼミナール

もっと豊かに「香り生活」 ④

英国コッツウォルズの自然の香り
「バンフォード」

2016年4月28日更新

オーガニックで環境に優しいライフスタイルを送ることこそ、真のラグジュアリー。
英国でレディの称号をもつ女性が
緑豊かなコッツウォルズの自然の中で
30年の時をかけて創りあげた「バンフォード」とは————

石ころや樹木、空気までもそのまままとったような東京ミッドタウン店
コッツウォルズの空と大地の香り
体感してみましょう。

8種類の「スカイ キャンドル コレクション」が、バンフォード領地内の樹木を用いた棚に美しく並ぶ。左からジャスミン、リリー・オブ・ザ・バレー、ローズ、オレンジ、モス、ローズマリー、フィグ、インセンス。

懐かしくもモダンな香りで、何気ない日常を上質に

「羊の丘」という意味をもつ英国コッツウォルズは、特別自然美観地域に指定されている美しい丘陵地帯。ここにある特別なスパが素晴らしいことは、日本でもオーガニックで上質なライフスタイルを求める一部の人たちにはよく知られていました。ロンドンへ仕事で行った際に車で2時間走って、その特別なスパ「バンフォード ヘイバーン スパ」へ寄ってきた、などという、まさに"セレブな香り生活"を耳にしたりしたものですが、昨春東京ミッドタウンに直営店ができて、より多くの人がその香り、質感などに触れられるようになりました。

2015年4月にオープンした東京ミッドタウン店。ブランド発祥の地、英国コッツウォルズのほかには、ロンドンの5ツ星ホテル「バークレーホテル」につづく世界で3番目の直営ショップ。

バンフォードの成り立ちは、レディの称号をもつ(夫がロードの勲位をもつ女性の尊称)キャロル・バンフォードが約30年前、当時振興しつつあったオーガニック農法に強く心を動かされ、最初は家族のために、所有していたコッツウォルズの農園でオーガニック栽培を始めたことに端を発しています。土づくりから30年をかけてオーガニックの野菜やコスメブランドを育てる中で確立された理念が「真のラグジュアリーは、環境と人に優しい」というもの。いま、バンフォードの哲学として製品はもちろん、スパの施術やショップの空間づくり、さらには働く人々のなかに浸透しているようです。

それを感じるのが、店内に一歩足を踏み入れたときの懐かしさとモダンさ、簡素さとラグジュアリー感。対極にあるはずのものがどちらも感じられるという不思議な心地よさです。遠目には淡いベージュに見えた壁は、近づいてみると木を輪切りにしたような……。

「コッツウォルズの敷地内の木を使ったクラフトです。店頭の木立や、根元に置いた石ころなどもすべて現地から運んでいます。オーガニックというライフスタイルを空間からも感じていただけるようにこだわりました」(バンフォード東京ミッドタウン店 店長の梶原悠史さん)。

箱のフタを開けると、香りを象徴する空の写真が表れる。リリー・オブ・ザ・バレー(すずらん)キャンドル「LILY OF THE VALLEY」は、アンバー、ムスク、すみれ、ローズをブレンドした香りで、レディ バンフォード自身も大好きな香りだという。すべて100%天然のワックスを使用、芯は撚った紙でつくられている。

バンフォードを代表するインテリアとしての香りは、8種類の「スカイ キャンドル コレクション」です。刻々と表情を変えるコッツウォルズの空を何年にもわたって撮り続けた中から、特に印象深い8つの空をキャンドルとして表現。たとえば、爽やかな晴れた朝の空を思わせるのは、ローズマリー、タイム、ラベンダーなどをブレンドした「ローズマリー キャンドル」。よく晴れた冬の日の空気を思い出させるのは、アンバーやフレッシュコリアンダーをブレンドした「インセンス キャンドル」といった具合。いつか見た空の記憶を、香りで呼び覚ますのは、セレブでなくとも素敵な香り生活だと思わずにはいられません。

ルームフレグランスの香りをグラスでテイスティングする梶原さん。「英国のデパートで香水をブランデーグラスで嗅ぐ方法にヒントを得て、東京ミッドタウン店でも取り入れています」

火を点すキャンドルを敬遠する人に人気なのが「ルームフレグランス」。リリー・オブ・ザ・バレー、ジャスミン、オレンジ、インセンスの4種類で、こちらはスプレー式なので手軽に使えます。東京ミッドタウン店ではカクテルグラスにペーパーを敷いて吹きかけ、試飲ならぬ試嗅(?)できるので、ぜひ目を閉じて「羊の丘」を思い浮かべながら香りを味わってみてください。

香りは本当にほのかですが、持続性があります(実際にリリー・オブ・ザ・バレーの香りを購入し、自宅で実験)。誰かをお招きするときにというより、何気ない日常の空間を上質にするために使いたい香りだと感じます。

植物の芳香とスパの施術で明日への活力をチャージ

本物の草のような緑色のボトルが印象的なシリーズが、「ボディコレクション」。ここにも「からだに何を施すかは、からだに何を取り入れるかと同じくらい大切なことなのです」というレディ バンフォードの思想が凝縮されています。

納屋をテーマにしたスパルームで、このボディコレクションを使った施術<Bamford Ritual Treatment>を受けてみました。3種類のブレンドオイルからその時、自分が求めている香りを選んでのトリートメント。(選んだのはローズマリーブレンドでした)。バンフォードのスパの最大の特長は「植物の芳香と施術によるリラックスや癒しの効果はもちろんですが、活力をチャージしてくれる、明日また元気で活動できる身体を取り戻す効果があるように思います。私自身も、へとへとに疲れたときにここのトリートメントを受けると、リセットできます」とPRを担当される大島洋子さん。女性だけでなく男性にも定期的に通われる方があるのもうなずけます。

ショップの奥には「バンフォード ヘイバーン スパ」の施術を受けられる2つの個室がある。写真は納屋をテーマにした部屋。この日体験したトリートメントは、3つのオイル(ゼラニウムブレンド、カモミールブレンド、ローズマリーブレンド)の中からローズマリーブレンドを選んで。

今春、ボディ用のフレグランス2種類がバンフォードに加わりました。レディ バンフォードが朝夕に楽しむ散歩からイメージしたという香りは、「澄み切った新鮮な空気に、そよ風が運んでくれるヴァイオレットや百合、ジャスミン、アイリスなど」の朝の香りと、「日中温められた花の香りと混じり合った薪の煙、キャンドルの灯りや友人を招いての夕餉の時間イメージした」夕の香り。

朝夕に広大な庭を散歩するのは夢の暮らしであっても、こうした、真の贅沢とは何かを追及した、テーマのある香りを取り入れることで、生活の質を上げることができそうです。

2016年3月に登場したボディ用のフレグランス。「バンフォード ボディ スプラッシュ ワン モーニング」(左)と同ワン イブニング(右)。写真の245mlのほかに旅先など携帯に便利な10mlサイズもあり、ギフトとしても人気。

バンフォード東京ミッドタウン店

107-0061 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン内 ガレリア2階
TEL 03-5413-4250(ショップ) 03-5413-4256(スパ)

お問い合わせ先 株式会社ピューリティ
TEL 03-5772-2284

取材:2016年4月
撮影:狩野 吉和(株式会社 フレンズ)

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