ゼミナール

ゼミ主幹の談話室②

ゼミナールを担当する助手さんたちとゼミ主幹との、
取材ウラ話、こぼれ話、よもやま話。

今月の談話のお相手:はら助手(「用と美」担当)

テーマ:山の人と海の人

2015年10月30日更新

主幹
「モノ探訪」で長野県飯田市、「エコで美しい人」で三重県鳥羽市を取材しました。
このゼミでは全国を旅できて楽しそうですね。
はら
はい、いいゼミ担当になったと思います。飯田と鳥羽につづけて行って感じたのが、
取材で会った人たちの気質の違いです。
主幹
そんなに違いましたか?
はら
ぜんぜん違います。やはり、山の人と海の人の違いというのでしょうか…。
飯田では、生水引を製造している職人さんも、「あわじ結び」などの細工をしている女性たちも、市役所の人たちでさえも、初対面ではみなさん控え目な感じで…。
主幹
でも、飯田水引といえば全国シェア70%を誇る特産。自信満々なのでは?
はら
そうなんですけど、「もっと、どうにかしたいんですけどねぇ」という感じで。
でも、いったん打ち解けるとすごく親切で、取材が終わってからも飯田水引協同組合や取材先の方がブログで紹介してくださったり、市職員の方が個人的な通信で紹介してくださったり。取材を喜ばれた様子がわかって嬉しかったです。
それから、これは取材ウラ話ですが、飯田で唯一、生水引をつくっている野々村水引店さんの娘さんと息子さんが、将来継ぎたいと。まだ小中学生のお子さんたちがそう志すのは、お父さんがつくる飯田水引に誇りをもっているからなんだと思います。
主幹
比べて、典型的な海のまち、鳥羽の人は?
はら
もう、みなさん開放的! 旅館の女将である江﨑貴久さんの気取りがない人柄によるところが大きいと思いますが、お母様も、漁師の大ちゃんこと浅尾さんも、アルバイト学生たちも、みんなめちゃめちゃ明るくて。写真からも伝わりますよね。飯田の人たちとのあまりの気質の違いに驚きました。
主幹
ところで、はら助手の大学の専門は日本史と聞きましたが。
はら
近世史です。小学生の頃からNHK大河ドラマをみる子どもでした。今でもみています。
主幹
歴女ですね?
はら
ははは(笑)。例えば飯田水引も、もともと信州飯田藩主の堀のお殿様が、産業振興のために奨励し、水引の技が他へ流出しないように手厚く保護したとか、「文七元結」と商品にも名前がつけられている桜井文七という人が、江戸に出てお店を出し、飯田のアンテナショップですよね、今で言う、そうしてブランド化して飯田の元結が大流行したとか・・・
主幹
歴史の話をすると止まりませんね(笑)
はら
用と美を兼ね備えて長く生き残っているモノを探訪すると、必ず歴史がからむので、ほんとうに面白いです。
主幹
そういえば、飯田は2027年にリニア中央新幹線の駅が開業しますね。
はら
飯田水引が注目されるのは嬉しいけれど、飯田の人たちや街は変わらないでほしいですね。

(2015年10月 東京・青山のカフェにて)

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